Blooming flower in your life
何のために、つくるのか
私は、日本のドラマが好きで、お気に入りの作品は、
これでもかというほどに、繰り返し繰り返し観る方で、
何を観ているのか、と突き詰めて考えていると
ストーリー全体はもちろんそうではありますが、
登場人物たちが何を考え、どう感じ、どう行動するか、
そこにとても関心があり、よって美しい芯のある珠玉の
言葉の数々を噛みしめるために観ている、と言っても過言ではありません。
2018年、年末年始に繰り返し観たのは、
『重版出来!』と『下町ロケット1・2』です。
前に何度も観たはずなのに、やはりぐっとくる。
そして、その2作品に共通するマインド。
それは、「何のために」。
「何のために、つくるのか」
「何のために、仕事をするのか」
この言葉はそれぞれの作品で登場しています。
デザインは、人間愛
あまり自分の経歴を語ったりするのは好きではないので、
積極的には開示してきませんでしたが、
「何のために」を考えるとやはりこのことを語らずにはいられません。
私は女子美術大学付属中学校・高等学校を経て、
女子美術大学にそのまま進みました。
短大にあった服飾科が私たちの代で4大へ移り、
ファッション造形学科という学科になり、そこへ入りました。
付属中・高校時代は、普通の学校よりも美術の時間が多く、
授業も絵画・デザインと科目が分かれていました。
高校の時に、デザインの松本先生が、
「デザインって、人間愛なのよ」と、
そうおっしゃいました。
とがっていたし、未熟だったので、何言ってんだと
その時は全く心に響かなかったその、松本先生の言葉が、
=「何のために」の答え、そのものだったのです。
全ては喜んでいただくために今、みなさまにお届けしているGardenerの商品に対し、
いただいている数々の暖かいメッセージやレビュー、
イベントで喜んでいただけているお姿を直接拝見させていただき、
切に思うのは、つくっていて、良かった、
ということです。
それこそが、私の「何のために」なのです。
大げさではなく、涙が出ることもたくさんです。
ありがとうございます。
今年は、もっともっと、
可愛い!とみなさまに思っていただける物を、
がんばってつくりたい!
そう新たに思う日々です。