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広島旅行に行ってきました!

きっかけはバービー

 

2023年9月6日~7日の二泊三日で広島旅行へ行ってきました!
私の父は、広島出身なので、祖父・祖母を訪ねにお正月だったか、
幼い頃に数回行きましたが、
記憶にあるのは、宮島の商店街でおもちゃを買ってもらったことくらいで、
特段に思い入れは正直なところありませんでした。
 
そんな私がなぜ広島に行こうと思ったかというと、
きっかけはバービーでした。
ご存知の通り、映画バービーはSNS上のミーム画像で炎上しました。
私は公開前からバービーを楽しみにしていたので、
ひとしきり葛藤しながら、作品とSNS担当者は別物と思い、
映画は観に行きました。
映画は本当に最高でした。すべての人たちが、
自己肯定感を高めて、自分をまずは愛そうよ、
そういう映画です。
そう、広義では世界平和の映画です。
グレース・ケリーが言っていたことです。
隣人を、家族を大切にすれば戦争は起こらないと。
だから、なぜきのこ雲とコラボなんかしちゃう運命にバービーが
さらされたのか、悔やまれてならないのと共に、
それがなければ、私は原爆について、深く知りたいと
思うことは今のところなかったのかもしれないのです。
ちなみにクリストファー・ノーラン監督ファンとして、そして
日本人として、オッペンハイマーはぜひ上映してもらいたいです。
 
  

はだしのゲンを読んでから行こう

  

そういうわけで、初めの一歩として、まずははだしのゲンを 

読もうと決心。

 

この作品も私の幼い頃の記憶の中で、 

原爆が落ち、人々が燃え、かろうじて心臓が動いている人が、

「水をくれ~」とゲンに言っている、真っ赤な背景の中の

アニメの一シーンを、出かける直前にテレビで見て、

母に急かされテレビを消した、

ということをずっと覚えていました。

(アニメはまだ見返していないので、記憶違いであったらすみません。)

 

結果、旅行までに全10巻のうち8巻の途中までしか読むことができず、

旅行当日を迎えました。

残りの話は旅行を振り返りつつ読もうと思っていますが、

途中まででもあ~これゲンが歩いて来たところだ~とか、

観光船に乗っている道中にも感じることができました。

 

初日は宮島へ

 

朝6時の新幹線に乗って、広島に着いたらその足ですぐに
宮島に向かいました。
 
 
まずは、絶対に行きたかった牡蠣屋というお店へ。
牡蠣定食を食べました。
 
 
これが2600円で大満足!
牡蠣が何粒合計で入ってたんだ?というくらいにごろごろ。
店内もモダンで清潔感のある厨房も美しい!
宮島表参道商店街で午後に買いたい食べ歩きグルメをチェックしつつ、
昨年観た映画犬王をよく理解できていないまま、
あれここ出てきたよね?という感じで厳島神社に行き、
 
 
 
 
 
 
ロープウェーに乗って弥山の麓へ。
暑すぎて弥山の方の景色は撮り忘れました。
ロープウェーに乗る場合は、相当暑いので心した方がいいです。
帰りは観光船に乗って原爆ドーム前まで一気に到着!
明日ゆっくり周る予定なので、ひとまずは、わ~と思いながら、
夕飯を広島駅構内で食べてホテルへ向かいました。
 
2日目は〝平和のことだけ考えて〟
 
さて2日目は、いよいよ原爆ドームと平和記念公園です。
原爆ドーム近くのおりづるタワーの1階のカフェでまたまた牡蠣定食のランチ。
こちらもフライでとっても美味しかったです!
もう、ここで思いました。広島、好き。何食べても美味い。
なんか空気も良いし。最高だ。
 
そして、原爆ドームに向かいます。
まず、手前までものすごい風が吹いていたのに、
(ビル風なのかもしれないけど)
着いたらすごくシンとしていて、無数のトンボがドーム周辺に飛んでいました。
本当に、無数の。ここは流れている空気も時間も何もかも、何か違う。
そういう感じです。
ぐるっと一周、言葉は出てきません。
来てよかった。でもこの気持ちを言葉にすることはできません。
  
 
 
 
橋を渡って、平和記念公園内の資料館へ向かいます。
ここで見たことは、私は文章を書くプロではないので、書けません。
不謹慎かもしれないけれど、修学旅行できていた女子高生たちの無邪気さに救われました。
自分がゲンたちの様に、同じ場所、同じ時に居たとしたら。。
 
私が最も印象的だったのは、原爆ドーム・平和記念公園周辺には
ポケモンGoのポケストップやジムがまったくなかったことです。
ポケGoプレイヤーの私は、地方に行ってポケストやジムをくるくるすることも
旅のひとつの楽しみとしているのですが、
ひとつもありませんでした。
 
  
広島県庁は、通りをはさんで原爆ドームの向かいにあります。
市役所もすぐそばにあります。
ポケモンGoのジムでは、バトルが繰り広げられます。
ここでは、平和のことだけ考えてほしい。
そういうメッセージだと思いました。
 
原爆とともにある広島の街。
その思いはいかばかりか、私には想像できません。
でも、資料館も悲壮感ではなく、共に考える、そういう展示でありました。
私はこのまま何も考えずに居てはいけない、
まずはよく知ること。
そんな風に私の尊敬する人たちから良く聞きます。
 
いつも考えることはしんどいし、難しいけれど、
時々やっぱり、考えること、まずは知ること。
 
今回の旅は、そういう旅でした。
 
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